コメント: 0
先日バラハタとシガテラ毒に書いたので、
今度はフグとテトロドトキシンについて
ふぐの毒って有名ですよね。
種類によっては身まで毒
ただ、地域によっては伝統的に
何度も何度も水で洗った肝を
食べる文化があるとか
科学的にもその方法で
毒が無くなることが確かめられています
まあ、肝はちょっと危険すぎますが
種類によっては身は食せます
超絶美味!!ってのは有名ですね
専門店で
免許を持った料理人によって裁かれた
身のみが食すことができます
私の友達は
自分で捌いて自分で食べていますが。。。
上の写真のヒガンフグもペロリ
東北の方で取れるヒガンフグは
身まで毒におかされていますが
彼の地元では平気なのだとか
いつか彼が新聞に載らないことを祈ります。。
ふぐの毒は超絶危険
自然界で1・2を争う危険な毒
ふぐの毒に当たると
全身が麻痺
筋肉が動かせなくなり
呼吸ができず死に至ります
逆に言うと
呼吸さえできれば
ほぼ後遺症なく生還できるとか
そういえばドラマ「jin」でも
フグ毒にあたった人を
人工呼吸で助けていましたね
と、いうわけで
その友人は
自分でさばいたフグを食べるときは
必ず近くに人がいる時
何かあった時に救急車呼んでねと
皆さんは真似しないでくださいね
さてさてフグの毒ですが、
バラハタ同様
自身で作り出した毒ではなく
食べ物由来の毒です
ですので、個体によって毒の強さはバラバラ
個体によってはほとんど毒のない個体もいるとか
中にはこんな店も
フグの肝提供した疑い、会員制専門店を捜索 大阪府警
毒が含まれていない餌で養殖すれば
原理的に毒のないフグが出来ます!
つまり
フグの肝が味わえる。。
ジュルリ。。。
なんと実はこれ、
実際にもう実現されています
幻の美食「フグ肝」が庶民にも食べられる日はやってくるのか
でも実はこれ、法令上食べれません
あくまでフグですから
もちろん研究としてはオーケーです
法改正も進まない
なぜなら、
養殖フグに天然物のフグが混ざってしまったら
区別がつかないから
それと養殖の際に人が与えた以外の
毒のある餌を食べてしまっている
可能性がゼロではないから
養殖のイケスって
海に浮かべた網の中ですからね
毒を持った餌は海底に居ますので
深いイケスはアウト
浅いイケスでも
フグが何を食べたかは
トレースできませんからねぇ。。
いつかフグの肝が安心して
食べれるようになって欲しいですねぇ